ヘディングを遠くに飛ばし、攻撃の起点となる。
クリアしたいのにヘディングの飛距離がなくて悩んでいませんか?
できることなら遠くに飛ばしたいですよね。
クリアが小さいときのチームへの負担
僕はDFをやっていたとき、
クリアが小さくて、連続で敵に攻め込まれた経験があります。
『また攻められる』とか『もっと大きくクリアしてれば』と何回も思いました。
なんども攻め込まれると、必ず失点します。
守ってばかりの試合は楽しくないし、疲れますよね…
楽しく攻めて入るときと頑張って守っているときの疲労感ってどれくらい違うか知っていますか?
約3倍だと言われています。
3倍も疲れていたら後半動けませんよね。
単純に計算すると、
30分しか動いていない相手に対して、90分動いているわけですからね…
クリアが小さいと失点の確率が3倍以上になるということです。
しかし、大きくクリアできたら前線の選手が必ず助けてくれます。
では大きくクリアするためにはどうすればいいのか。
できる人はやっている
ヘディングの飛距離を伸ばすための方法とは
ヘディングを遠くに飛ばしたいのですが、どこの筋肉をつければいいでしょうか?
という方が多いのですが
ヘディングに大切なのは筋肉ではありません。
最低限の筋肉は必要ですが、大抵の方はサッカーをやっている間に自然とつくものです。
むしろ無駄な筋肉は、飛ぶのにも邪魔になるので必要ありません。
大切なのはタイミングとミートです。
ヘディングのときに頭が最高速度でボールにあたり、ボールが45度の方向に飛んでいくタイミングが理想ですが、
こればっかりは練習あるのみです。
タイミングを計る練習方法はこちらへ
次にミートですが
思いっきりボールを蹴ったときに、蹴った感覚がほとんどなかったという経験はあるでしょうか。
それがミートという現象です。
簡単に言えば、
それを頭でやるだけです。
ポイントは
しっかりおでこに当てること
上半身をしっかり固定しつつ柔軟に動かすこと
です。
聞いていると難しそうですが、同じことをあなたは足で経験しているのでできたときに感じるはずです。
正しい練習をすればすぐに出来る様になります。
ヘディングでミートするための4ステップ
ステップ1
頭だけでリフティングしましょう。
平均で10回くらいできるようになると次がスムーズです。
ステップ2
また頭でリフティングするのですが
今度は高さを意識してください。
自分の頭から平均1.5mくらいの高さを保ちつつリフティングしましょう。
この辺でミートを感じられるはずです。
ステップ3
友達にボールを投げてもらって、スタンディングヘッドの練習をします。
ミートを自分のものにしてください。
思いっきり力を込めて返すようにしましょう。
ステップ4
ステップ3の距離をどんどん伸ばしていき、ジャンプヘッドで返します。
ゴールキックくらいの距離、スピードでできるようになれば本物ですね。
大きくクリアできるようになれば、
そのままカウンターにつなぐことができるので、あなたが攻撃の起点になることができます。
DFの仕事をしているだけで、攻撃の意識が高い選手としてみられるのです。
滅多にみないですが、攻撃の起点になれるようなDFはどこのチームでも欲しがられるはずです。
プロの下部組織や強豪校から声がかかって、サッカー選手としての道が開けるかもしれません。
これであなたもプロの仲間入りです。